時事問題

コロナ騒動記2

前回の投稿から半年あまり経ったので、再びコロナについて語りたいと思う。投稿に際して、前回の文書を読んでみて驚いた。ほとんどその頃と変わっていないのだ。もちろん、ワクチンの接種は進んでいるが、医療崩壊を叫ぶわりには、コロナ受け入れ病棟はあま…

新型コロナ騒動記

現代社会で一番力を持っている、あるいは影響力のあるものは何だろうか。それはおそらくマスコミが作り出す空気感ではないだろうか。その空気感によって、善良なる民衆はある一定方向に思考が向き、それを世論という形でマスコミが固定化する。そして、それ…

安倍首相退陣に寄せて

安倍首相が病気を理由に退陣したが、歴代最長の在職日数とは対照的に、これほどマスコミにたたかれた首相もいなかっただろう。彼の首相としての功罪を今日の新聞で各紙が取り扱っていたが、あまりフェアな取り扱いとはいえなかった。まあ、最後まで嫌われて…

謝罪の王様

些か旧聞に属するが、安倍首相のワンパターンについての違和感をまとめておく。河井善法務大臣夫妻の逮捕に際して発した言葉は、 「大変遺憾であります。かつて法務大臣に任命した者として、その責任を痛感しております」と語り、「国民の皆様に深くお詫び申…

新型コロナに想う

緊急事態宣言が延長されて今日で2日目であるが、3月初旬の唐突だった全国での一斉休校からはや2ヶ月が過ぎた。ここ一週間、ようやく落ち着いてきた感もあるが、テレビをつければ相変わらずコロナ。ネットを見ても、コロナ。雑誌を開いてもコロナ。コロナ…

現代のインパール作戦

文部科学省が炎上しています。英語の民間試験導入を事実上中止し、次に大学共通テストの国語と数学での記述式テストも雲行きが怪しくなってきました。50万人もの受験生の記述答案を公平に採点できるのか?採点員がアルバイトでいいのか?自己採点との乖離が…

身の丈発言から教育改革を考える

10月24日、BSフジの番組で、萩生田文科相は英語民間試験の利用で不公平感について問われたところ、次のように発言しました。 「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」 「裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできる…

新聞各社に一言

三連休に日本列島をおそった台風19号は現時点で70名以上の死者を出す大きな被害をもたらしました。刻一刻と死者数が増えていくニュースを見て、台風の脅威を改めて感じました。幸いにして、自分の住んでいる地域では、屋根の瓦が飛んだくらいで済みましたが…

朝日新聞インタビュー

またまた、朝日新聞ネタである。昨日の大浦信行さんインタビュー記事がおもしろかった。 大浦信行さんの映像作品「遠近を抱えて Part2」も、作中で「天皇の肖像を焼いた」と抗議の対象になっている。天皇と表現をめぐり30年以上も格闘してきた大浦さ…

キングオブコントに思う審査員の資質

少し前の話だが、テレビで「キングオブコント」を放映していた。お笑いに関してはこだわりがある方なので毎回欠かさず見ている。こだわりがあるといっても、笑いのツボは人それぞれなので、自分のツボにはまるかどうかで判断しているのだが・・・ 今回の優勝…

福島第1原子力発電所事故を巡る強制起訴事件

福島第1原子力発電所事故を巡る強制起訴事件で東京電力の旧経営陣3被告を無罪とした。業務上過失致死罪で求刑されていたが、誤解を恐れずに言えば、妥当な判決だと思う。まあ、著名人がこんなことを書いていたら炎上してしまうが、細々とブログを続けている…

イノベーション立国論 出口治明

今日の朝日新聞に面白い記事があった。洞察力の深さに感心したので、備忘録として書き記しておく。 「平成の30年間に、日本の国際競争力は1位から30位に落ちました。評価額が10億ドル以上の未上場企業『ユニコーン』は、世界に380匹いるのに、日本…

グーグルの便利さと恐ろしさ

少し前の話だが、お盆を利用して山陰地方を巡る旅を計画した。出雲大社や鳥取砂丘など、普段なかなかいけないところ(あるいは一生行かないところ)を巡ってみようと思ったわけだ。JALの超早割で3ヶ月くらい前にネットで予約をしておいた。ホテルもレンタカー…

あいちトリエンナーレ騒動について

相変わらず「あいちトリエンナーレ」問題があちらこちらで話題になっています。 津田大介さんが芸術監督をした、「表現の不自由展~その後」において平和の少女像=(いわゆる従軍慰安婦像)や昭和天皇の写真を燃やしている作品などが展示されたことで、一気…

闇営業

不思議な展開である。何かというと、闇営業に端を発した吉本興業に関わるドタバタ劇だ。昨日、吉本興業の社長が会見して火に油を注いだようだが、何が問題なのかメディアの扱いがころころ変わっていく。 マスメディアの劣化が言われて久しいが、彼らの放送規…

参議院選挙

大きな波乱もない参議院選挙が終わった。相変わらずの低投票率で50%を割っている。ようするに有権者の二人に一人しか投票に行かないという計算である。民主主義の限界が叫ばれて久しいが、自分の一票が政治を変える実感のない現状では、この投票率の低調…