新聞各社に一言

 三連休に日本列島をおそった台風19号は現時点で70名以上の死者を出す大きな被害をもたらしました。刻一刻と死者数が増えていくニュースを見て、台風の脅威を改めて感じました。幸いにして、自分の住んでいる地域では、屋根の瓦が飛んだくらいで済みましたが、大きな被害のあった地域のみなさんに対しては、言葉が見つかりません。

 この3連休、各地方自治体では休日を返上して防災体制をとり、緊急連絡メールの発信や、避難指示、避難所の開設と様々な取り組みをしていました。家から一歩も出ず、台風が過ぎ去るのを待っていた自分にとっては頭が下がるおもいです。

 ところが、新聞各社はどうだっただろうか?昨日は新聞が定休日でした。これだけの被害がおそい、状況が刻々と変わる時に、のんきに休んでいていいのでしょうか?「定休日だから」という言い訳が通じるのでしょうか?もし、地方自治体が、「休日ですので、対応出来ません」などと言ったら恐らく新聞各社は集中砲火を浴びせるでしょう。いつも正義を声高に叫び、正論で政府や自治体を批難してばかりいる新聞各社にはこういった非常時に休日を返上して情報を伝える責務があるのではないでしょうか?

 「そんな偉そうな事を言っているおまえも休んでいただろう」と言われるかも知れませんが、一介の庶民である私が、ブログに好き勝手書いているのと、社会的インフラとして一定の評価を得ている新聞社とでは訳が違います。批難するだけなら誰でも出来ます。行動が伴わなければいけないと思います。

 奇しくも、消費税増税に当たり、新聞は軽減税率を勝ち取っています。これは社会的な必需品という食品と同じ扱いです。せめて、その2%分の意義をよく感じてもらいたいと思います。