闇営業

 不思議な展開である。何かというと、闇営業に端を発した吉本興業に関わるドタバタ劇だ。昨日、吉本興業の社長が会見して火に油を注いだようだが、何が問題なのかメディアの扱いがころころ変わっていく。

 マスメディアの劣化が言われて久しいが、彼らの放送規範とは視聴者に対してどれだけ刺激的かだけである。視聴者が知るべき内容を伝える、あるいは事件の真相に切り込むといったジャーナリズム精神はそこにはない。したがってひたすら扇情的な出来事を追っていくだけに終始してしまう。

 このようなマスコミ批判は多くの人がすでに述べているが、私も同感である。今回の件も岡本社長というとんでもないキャラの出現によって話しがパワハラ問題へとすり替わってしまった。そもそも問題の発端は闇営業だったはずだが、闇営業の全貌は明らかになったのか?宮迫さんが犯罪者と写真を撮ったことも問題だったが、本人はトイレから出たら、写真を頼まれたと言っているが、談笑していたとか金銭を受け取っていたとかいう話はどこへ行ってしまったのだろう?

 吉本の売れっ子芸人達がこぞって吉本批判を繰り返しているが、これを機会に恨み辛みをいっているようにもみえる。通勤前の朝からこんなニュース?ばかりなのにはうんざりである。