日記

歴史を学ぶとは

人は常識を疑わない。当たり前と思うことは、よほどの偏屈以外はそのまま受け入れるし、その常識を元にして様々なことを判断する。しかし、われわれの常識とは、現代というほんの短い期間に通用することに気をつけなければならない。 ギリシアのスパルタを例…

長寿祝い

先日、父親の長寿の祝いをした。孫を含めて8人でお祝いをしたが、いつまでも元気でいてもらいたいものだ。しかし、杖を使いながらころばないようにゆっくり歩いている姿を見ると、寄る年波には勝てないなとつくづく思う。 退職後は、ボーリングをしたり、俳句…

白い衝動 

「白い衝動」という小説を読んだ。殺人衝動に駆られた少年と、かつて同じような衝動を持っていたスクールカウンセラーという二人の前に、残忍な性犯罪者が出所してくるという話だが、少し冗長であった。しかし、多くの会話を通して、登場人物の人物象を浮き上…

Rain SEKAINOOWARI

Were all the year one constant sunshine, We should have no flowers. 17世紀英国の詩人、ヘンリー・ヴォーン 今日の朝日新聞 「折々のうた」より 朝日新聞の政治スタンスは基本的に好きではないが、文化面では大いに参考になる。まあ、知ったかぶりが多…

成長というのは終わりのないプロセスである

人は少しずつしか成長しない。「大人」ならわかっているはずだが、我々は自分の才能および欠点とどう付き合っていくのか、人生を通じて悩み、学んでいくのだ。成長というのは終わりのないプロセスである。また、いくら成長しても、まったく違う人間になれる…

東京漫遊記

山陰旅行がダメになってしまったあとに残ったのは、前泊予定の東京だけだった。前日でもあり、欠航だからという理由も通用しないので、キャンセル料が発生してしまう。まあ、仕方が無いので、東京をフラフラしようと考えた。この際、田舎では出来ない都会な…

グーグルの便利さと恐ろしさ

少し前の話だが、お盆を利用して山陰地方を巡る旅を計画した。出雲大社や鳥取砂丘など、普段なかなかいけないところ(あるいは一生行かないところ)を巡ってみようと思ったわけだ。JALの超早割で3ヶ月くらい前にネットで予約をしておいた。ホテルもレンタカー…

初・登山

世の中、登山ブームである。「今さら何を」と言われそうであるが、私の周りの人々もかなりの割合で山にのめり込んでいる。休日になると山へ出かけていき、LINEで登頂を知らせてくる。たまに3,4人で泊まりで3000m級の山へ出かけていくこともある。「山…

旧友との再会

10年ぶりに旧友と会った。高校時代に知り合ったのでかれこれ四半世紀以上の付き合いではあるが、それほど頻繁に会うと言うこともなかった。最近では年賀状のやりとりでお互いの近況を伝え合うくらいだったが、久しぶりに会おうと言うことになった。 彼は高校…

貧弱な現実と華麗なる虚偽

15年くらい前になるだろうかmixiという会員制のSNSを始めたことがあった。その頃は物珍しさもあり、毎日セッセとブログを更新していた。しかし、ここ数年はほとんど自分の頁を開くこともなくなり、今ではパスワードもIDも忘れてしまった。私の恐らく誰…